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留学資金と家族の理解(その2)


留学資金と家族に理解(1)からの続きです。そのパート2です。~

  

 

留学資金のやりくりに困って一旦帰国した頃は、大学編入しようと思っていた時期でもあり、今後どうするか迷っていました。

 

一応、アメリカやカナダの大学には申込みをしており、合格通知(入学許可証)もいくつも届いていたので、一大決心が必要でした。

 

できれば大学に通いたい。でも、今の状態では大学に進んで勉強など出来る状況ではないので、一旦、自分で働いてお金を貯めてから大学に行くのが現実的だろうと考えていました。

 

そんな話を親にすると、「そんなに簡単にお金は貯まるものではないので、今投げ出してしまえばもう大学へは二度と行けないようになる」と意見の対立というか、話がかみ合わない状態でした。

  

 

  

話がかみ合わない原因は、現状認識の大きな隔たりからでした。

 

留学や現地の教育制度というものに関して、私は十分説明してきたつもりでしたが、親は少ししか理解していなかったことが、その時初めて分かりました。

 

私はよく電話で「この国では働けない」と親に説明していましたが、親には「勉強が忙しくて働けない」程度にしか伝わっていませんでした。

 

親の知人は、「私の息子は東京の大学へ行ったけど、毎日夜遅くまでアルバイトをして卒業まで頑張ったのよ。留学させてもらっているのにバイトもしてないなんて、ちょっとわがままじゃないの?」と言われることもあったそうです。

 

年寄りたちは、「中国や東南アジアから日本に来ている留学生は必死で働きながら大学に通っている。お前の息子は仕事もせずにカナダで遊んでおる。そんなことでは将来まともな人間にはならん!」と言っていたそうです。

 

そんな周りからの不要な圧力と意見に親は影響されてしまっていたんです(笑)。

 

私が授業料支払いの話をしても、親が送金を渋っていた理由がここにありました。

 

 

 

日本にいるアジアや欧米の留学生が働いている状況をテレビなどで見る機会がありますが、カナダやアメリカでも同じと考えるのは間違いです。

   

カナダではアルバイトができるようになりましたが、私が留学していたころは禁止されていました。

 

日本の常識だけで他国を見てはいけないということでしょう。一旦海外へ出てみると顕著ですが、国によって制度が異なるのです。

 

 

  

私の家族や知り合いには留学経験者はいませんでした。海外に赴任したことがある人もいませんでした。

 

まったく、海外音痴の身内ですから、私がしっかり説明しなければいけなかったのです。

 

ただ、留学は自分で選んだ道ですので、辛いことや大変なことがあっても親に愚痴るようなことはありませんでした。

 

いつも楽しい話題ばかりで、親や親類には外国で遊んでいるように思われていたのでしょう。これでは留学を支援してもらうことは、無理だったのかもしれません。

  

 

 ~留学資金と家族の理解(3)へ続く~