留学に家族の理解は欠かせません。精神面はもちろんですが、費用負担でも家族の理解とサポートは必要になってくるでしょう。
長期留学する人にとっては、働くことが難しくなるため、家族のサポートは絶対必要ではないでしょうか。
高校を卒業してから留学する人は、金銭面からいっても家族の援助なしでは留学は成り立たないと思います。
家族に金銭的サポートしてもらう場合、いくら必要なのかしっかり説明できるようにしたいものです。
資料を取り寄せたり、各大学などのホームページで公開されている授業料や学生寮費といった情報から大体の費用がわかるので、それを日本語・日本円に書き換え、親や資金援助してくれる人に説明しましょう。
費用の明細にすべてが載っているわけではありませんから、それだけあれば大丈夫というわけではありません。
航空券といった渡航費用も必要ですし、現地では生活に必要な物品を買ったりと色々お金がかかります。
大学では、教科書や専門書がかなり高額になりますし、ノートパソコンなどが必要になることも多いです。
大学の費用は、毎年同じではなく、学年が上がるごとに専門性が高まることから費用も上がりますので、年ごとに5%~10%と上がっていくものと考えておいた方がいいでしょう。
出来る限り余裕のあるプランを立て、親の納得を得るべきだと思います。
社会人で、留学資金をを自分で出す予定であっても、家族の心配は変わらないでしょう。
毎年のように、犯罪の犠牲者になる日本人留学生がいる上、異国での病気の心配もあるので親は気が気ではないでしょう。
女性の中には、どこの大学へ行こうといったプランより、親をどう説得させるかといった計画がまず肝心という人も多いと思います。
親からはこんなことが聞かれるかもしれません。
どうして留学しなければいけないの?
日本の大学や短大はだめなの?
どうしてアメリカなの?
どうしてカナダなの?
卒業できなかったらどうするの?
英語なんて全然できないでしょ。生活はどうするの?
将来、就職はどうするの?
英語が話せるようになりたいと言っても、わざわざアメリカに行かなくても、日本で英会話学校に通ったり、オンライン英会話て必死に勉強すれば、かなりの英語が話せるようになると思います。
海外に出なくとも、日本人留学生よりきれいな英語を話す人はたくさんいます。
今では、海外から英語の先生もたくさん日本にやってきています。
日本と比べて、アメリカやカナダの大学や専門学校に何があるのか、何を求めるのか。自分で理解しているだけでなく、親を納得させることができるくらい自分の頭の中で整理してことが必要でしょう。
親を納得させるには、それぞれの家庭で方法が異なってくるでしょうが、まず自分自身で留学というものをしっかり理解することが大切だと思います。
留学となれば費用負担は大きく異なりますし、自分の希望を聞いてもらうために、十分に親を説得して欲しいです。
なかなか理解を示してくれない親もいると思います。しかし、親を多少なりとも納得させることが出来ない人の中には、ただアメリカに行ってみたいなど目的意識がしっかりしていない人もいると思います。
漠然とした目的や希望で留学することを否定するわけではありませんが、目的意識が強い人の方が、しっかり計画が立てられますし、留学の成果が得やすいと思います。
いい加減な留学ほど犯罪に巻き込まれやすいです。親御さんもその辺りは承知しているからこそ、中途半端な考えでは留学に反対される可能性もあるでしょう。
留学を決める理由になっている問題を親に打ち明けたりするのは、恥ずかしかったり家庭によっては対話するのが難しいケースもあるかもしれません。
あせらず、留学について話し合える場を少しづつ作っていき、一つでもいいから親と納得し合える留学目的を発見して欲しいと思います。