英会話教室選び
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英会話スクール選びについて

留学の前にある程度の英会話力をつけることはとても大切です。旅行で行くのとは違って、「留学」としていくのであれば、学校やホームステイで色々な人達と話さずには生活できません。そのため、日本にいる時に英会話スクールに通うことも大切になってくるでしょう。

 

私も留学直前に英会話教室に通いました。今まで普通の高校生で、外人の方と接する機会がほとんどなかったわけですので、初めてのクラスではちょっと緊張したことを覚えています。

 

でも、そういった環境にも慣れると、英会話力のレベルとは別に心の余裕が多少出てきます。

 

こちらでは、教室に通う形態の英会話スクールに関してご紹介します。

 

教室に通うのは恥ずかしい、地方で教室自体がそれほどない、忙しくて通う時間がないといったようなときには、オンライン英会話を利用する方法もあります。

 

 

 

安心できる英会話教室へ行こう!

 

初めて英会話スクールに通われるときは、地域のカルチャースクールやオープンカレッジ、行政機関や福祉会館などで開かれている地域住民を対象にした英会話教室も選択に入れてみてはいかがでしょう。

 

TVCMや雑誌等でよく見る大手の英会話スクールなどに説明を聞きに行く方が多いかもしれませんが、お試しから始めるのであれば、少々語弊があるかもしれませんが、やめやすいところがおすすめです(理由は後述)。

 

余り宣伝されていないこともあるので(その分余計な広告費がかかっていない)、どこでやっているのかわからないという時は、新聞広告や地域の情報誌などで調べてみてください。また、市役所の広報や情報コーナーに掲載されていることもあります。

 

 

初めての英会話教室として、カルチャースクールや市民講座をおすすめするのは、下記のような理由からです。

 

・受講料が比較的安い

・長期契約が必要ない

・簡単にやめられる

・安心して通える施設である

・しつこい勧誘がない

・ローンを組まされることがない

 

※全国でどこでも同じとは限りませんので、システムや料金はそれぞれの地区で確認してください。 

 

 

英会話スクールは一つの会社として運営していますので、一旦、会社内(英会話スクール内)に入ってしまうと言い方は悪いですが、会社スタッフに囲まれて自由な選択が失われることがあります。

 

評判の良くないところでは、無料体験レッスンと称して何時間も生徒を拘束したり、無理なローンを組ませて高額な受講料を支払わせるように誘導することもできてしまいます。

 

 

カルチャースクールや市民講座は運営元が別あって、講師は個別に雇われています。語学だけではなく、ダンス、書道、武術など趣味や健康系など開催されている講座がたくさんあって、色々な講師が集まってきています。

 

講師たちは、運営元のルールに従っている都合、勝手に生徒と契約したり、強引な勧誘や販売はできない決まりになっていることが多いと思います。

 

カルチャースクールで教えている英語講師は、自分で英会話教室を運営していることもあります。気に入った先生がいれば、そちらの教室で学ぶことも可能でしょう。

 

少し教室に通ってみると、満足なこと、不満足なことが出てくると思います。指導方法や料金についてどれくらいが妥当なのかといったことも理解できるようになってくると思います。

 

それなりの知識を得た後で、次のステップとして、自分にあった英会話スクールを探してみるというのもよいでしょう。

 

 

教室

Photo by Lindy Buckley

 

 

英会話スクールで強引な勧誘はあるのか?

 

英会話スクールでは、月額5千円~というところから、半年で数十万円~といった高額な契約になるところもあります。料金が高いほど、勧誘や営業にかなり気合が入ってくるようです。

 

以前、強引な手法で営業していた大手英会話スクールが倒産して、長期契約の前払いとして支払っていた高額な受講料が返済されないことがあり、多くの被害者が出たことがありました。

 

こういった事件以降、英会話スクールでは強引な勧誘や営業は控えられるようになってきました。

 

現在では、ひどいことをやっているとすぐにネットで悪評が立ってしまうため、そこから受講者が集まらなくなります。でも、その情報を入手する手段を持たない人は、簡単に引っかかってしまうことがあります。

 

もし営業がしつこいとしても、受講者側が強く拒否すれば、強引な契約には及ばないとは思いますが、これができない人も多いと思います。

 

受講料や契約方法について余り知識がない状態で無料体験レッスンなどに行ってしまうと、英会話スクールの言いなりになって振り回されてしまうことになるかもしれません。

 

 

 

英会話スクールの料金と支払いについて

 

英会話スクールで気になるところの一つは、入会金や月謝といった費用ではないでしょうか。金額だけではなく、その内訳や価値についても、よく検討してください。

 

多くの英会話スクールでは、クラスの人数が多いほど割安です。人数が多いクラスでは、積極性のない方はただの聞き役になってしまいます。かといって、個人レッスンを入れると料金が高くなります。

 

特別なメソードや言語開発プログラムなどを使用した高額な英会話コースもあります。それが自分に適していればいいのですが、余りに特殊すぎるとなじめなくて、空振りになるときがあると思います。

 

アクセスの良い場所にある、教室がきれい、カフェテリアがあったりと施設が充実していえば、運営費や維持費も高額になるでしょう。その分は受講料に上乗せになってくる可能性があります。

 

やる気のある方だけ募集!というような広告で、入会金が高く、受講料が安いシステムのところがあります。

 

月々の受講料が安いからお得に思えて、高い入会金を払ってしまうことがありますが、ちょっと通ってやめてしまったら入会金は大概戻ってきません。

 

英会話に限らず学習系のビジネスでは、すぐに挫折してしまう人がたくさんいるので、入会金だけで十分収入を得ているところがあります。

 

1回ごとの受講料は安くても、チケット制のまとめ買いや長期契約をしなければならないシステムでは、結局かなりの金額になることもあります。

 

チケット制の前払いで受講料を支払うということは、お金を英会話スクールに預ける形になります。大手でも簡単に潰れてしまう昨今ですから、短期ならばOKかもしれませんが、長期の前払いは避けた方がよいと思います。

 

英会話スクールは料金が高ければよいというものではないので、中身を十分検討することが必要です。ローンを組んでまで通うものではないと思います。そこまでお金をかけなくても、オンライン英会話のように格安で学べる方法もあります。

 

これから留学するのであれば、日本でお金を使いすぎてしまっては留学資金にも影響してしまうでしょう。例えば、月1万円まで!というような予算を決めて計画的に利用されることをお勧めします。

 

 

 

英会話レッスンの回数について

 

週一回程度のレッスンでは、英語の上達はそれほど望めないと思います。実際、何年も英会話教室に通っているのに、全然思い通りに話せるようにならない人がたくさんいるでしょう。

 

英会話スクールで週1回程度のレッスンの場合は、オンライン英会話英語教材なども使って毎日英語を聴く&話すの生活を試みてください。

 

個人の学習スタイルにもよりますが、英語の勉強は途切れないことが大切といわれています。

 

留学をすると英語の上達が早いのは、24時間英語漬けの生活になることが大きいです。留学しても、日本人同士でつるんでいる人たちは、日本語環境から離れられなくて、アメリカにいても英語は余り上達しないようです。

 

日本にいても英語に集中できる、または、英語に馴染むことができる環境が作れると上達が早いと思います。

 

家にいる時は、日本のテレビ番組を見るのではなく、HuluNetFlixなどでアメリカのドラマをみたり、ネットでアメリカのラジオを聴いたりニュース番組を観るといった英語環境にしましょう。

 

ずっとドラマを観ている必要は無く、別のことをしながらバックグラウンドで英語の音声を流しておくという雰囲気づくりからスタートしてもよいでしょう。要はアメリカにいるような環境(音声だけですが^^)を自分の周りで作ってしまうことです。

 

 

 

アメリカ英語じゃないの?

 

英会話スクールでの英語について、多くの人が期待しているであろう、アメリカン・イングリッシュが授業では使われていないということが結構あります。

 

オーストラリアやニュージーランド出身の先生がメインであったり、アジア出身の先生が多いところもあります。

 

彼らの話す英語は、日本人が馴染んでいる海外ドラマや映画で話されているアメリカン・イングリッシュとは異なるため、戸惑うことがあるかもしれません。

 

オーストラリアに留学する人も結構いますし、仕事でアジアに行く人も多いので、アメリカン・イングリッシュで習えないことが悪いというわけではありません。また、オセアニアやアジア系の先生が多いところは受講料が少し安いことがあり、通いやすい利点があったりします。

 

いずれも英語には変わりありませんが、初心者にとってブリティッシュ・イングリッシュとアメリカン・イングリッシュ、またはアジア系のイングリッシュを聞き分け、理解するのは大変です。

 

留学先を考慮して、可能であれば、そのお国柄にあった先生やクラスを探してみてください。

 

 

 

先生の質や運営状態について

 

英会話スクールで雇われている先生は、長時間労働の上にお給料もそれほどよくないことがあるそうです。クラスで教えるための準備など残業が多いので、いわゆるブラック企業の一つとも言われることがあります。

 

先生たちのスケジュールがぎっしり詰められていて、休憩がない、昼食も満足にとれない、持ち帰りや残業が多い英会話学校もあり、英語教育に命をかけている!というくらいやる気のある人以外は、厳しい職場環境もあります。

 

疲れきった先生がいる、辞めてしまう先生が多い英会話スクールは避けた方が無難です。ある英会話学校は、近年、先生が自殺してしまったところまでありました。

 

 

先生の質でいえば、アルバイト感覚で来ている先生には、的確な指導は期待できないこともあります。

 

各英会話スクールで研修やマニュアルがありますので、どの先生でもそれなりの授業が行われますが、英語を教えることを専門に学んできた先生の指導は、他の一般の先生より優れているものです。

 

先生のプロフィールを予めチェックして、大学で英語教授法などを学んできた先生を選ばれると英語上達の近道になると思います。先生のプロフィールが公開されていない、または、こういった情報を教えてくれないところは少々気をつけましょう。

 

充実した授業が行われているところでは、自然と先生や生徒に活気があります。受付の人が親切元気なだけではなく、体験や見学ができるときは教室の雰囲気も探ってみてください。

 

先生が大切にされている英会話スクールでは、連鎖的に先生も生徒を大切にしてくれます。そんなスクールが見つけられたらラッキーです。

 

 

 

英会話スクールの解約方法について

 

現在のように英会話スクールが濫立していると、良心的なところも多いですが、中には強引な営業をしているスクールや担当者も一部存在します。その件で少し追記します。

 

勧誘に負けてしまった。。。英会話スクールの契約で良く聞くセリフです。

 

体験レッスンに行ったら、授業の他に英語のテストを受けさせられたり、延々と説明を聞かされて、疲労困憊の中、帰してくれるなら契約書でも何でも書類にサインします!という精神状態に追い込まれてしまうことがあるそうです。

 

 

一旦契約したとしても、契約日から8日以内ならクーリングオフの対象ですので(原則、契約期間が2か月以上で総額5万円以上の契約のとき)、後から英会話スクールに申し出て解約をすることができます。

 

解約の際には、解約したことを証明する書類を英会話スクールに発行してもらってください(書面にある解約の日付、学校名、担当者の署名や印鑑等の確認をしてください)。

 

強引な営業をしている英会話スクールでは、担当者と話し合っても言葉巧みに逃げられてしまって、解約することが難しいケースがあるかもしれません。その時は、契約を解除することを書いた内容証明郵便を英会話スクールに送る方法があります。

 

契約を解除する旨を伝える内容証明郵便は、書き方に注意する点がいくつかありますので、書籍やネット上の資料を参考にしてください。

 

電話など口頭で解約を伝えても、後日、言った言わないの論争になる可能性があります。英会話スクールに解約の話は聞いていないと誤魔化されないために、内容証明郵便を送って証拠を残しておきましょう。

 

何もしないで、請求書や督促が来ても払わなければ大丈夫という考えはお勧めできません。

 

特に分割払いやローンを組んでしまった場合は、一旦契約をしている以上、早急に解約をしなければ利息や手数料を追加され支払請求されると思ってください。

 

 

クーリングオフに引っかからない契約の場合は、契約解除や返金は難しくなります。もし、英会話スクールで解約を取り合ってくれない場合は、国民生活センターや行政書士さんなど専門家に相談してください。

 

また、クーリングオフ期間経過後も、その契約期間中であれば、中途解約することが可能です。個人では難しいと思われるときは、専門家に相談してください。

 

知っていれば余計なトラブルを避けられると思いましたので補足しましたが、多くの英会話スクールは良心的であると思います。

 

余り疑い深くなると折角の機会を見逃してしまうかもしれませんので、あくまでも困ったときの対処方法を知っておく程度にしておいてください。

 

ただし、何も知識がない状態で体験レッスンなどに無料だからいいや!と適当に行ってしまうことは避けた方がよいと思います。

 

行きたいと思った英会話スクールについては、ネットで口コミや評価を調べたり、予めシステムや料金などを確認してから教室に行きましょう。

 

公開:2016/06/12 / 更新:2020/01/12 / カテゴリ:留学前の英語レベルアップ





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