海外留学で役立つ海外専用プリペイドカード

海外専用プリペードカード留学で役立つクレジットカードと海外送金

海外留学や海外旅行では、クレジットカードがあると非常に便利です。でも、クレジットカードが持てない事情がある、クレジットカードは紛失などが心配で持ちたくないという方もいるでしょう。

そんなときにオススメしたいのが、海外専用プリペイドカードです。海外専用プリペイドカードには、クレジットカードとキャッシュカードのように使える機能が備わっています。

一般のクレジットカードは、高校生や学生は取得が難しいことがありますが、海外専用プリペイドカードは取得が簡単です。

近年、色々な会社がプリペイドカードを発行しています。VISAやMasterCardなど国際ブランドと提携があれば海外でも使えますが、発行会社自体のサポートは国内利用者向けになっていることがあります。

海外でメインに使うのであれば、アメリカなど国外でのサポートがしっかりしているプリペイドカードをおすすめします。

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クレジットカードとして使える

海外専用プリペイドカードには、VISAまたはMaterCardマークがついており、クレジットカードと同じように使うことができます(一部使用できない店舗やサービスがあります)。

アメリカやカナダでは早くからデビットカードの利用が盛んで、日常生活の中で普通に使われています。特別なカードというわけではなく、カフェ、書店、スーパーなど色々なところで気軽に使うことができます。

海外専用プリペイドカードやデビッドカードは、口座にある金額分しか利用することが出来ないので使いすぎる心配がありません。

ネットバンキングができる環境を整えておけば、残高不足になったときに日本の指定口座に入金すればいいだけなので、複雑な手続きは必要ありません。

専用のサイトにアクセスすると利用履歴や残高の確認が簡単にできます。

 

キャッシュカードのように使える

海外専用プリペイドカードは、海外のVISAまたはMaterCard提携のATMから現地通貨の引き出しができます。

2014年に販売修了になったトラベラーズチェックの代わりとして、旅先で現地通貨を入手するために多くの方が利用しています。

しかも、多くの通貨で日本での外貨両替よりお得なレートと手数料で現地通貨を引き出せます。

アメリカやカナダでは大手銀行系のATMであれば大概使うことができるでしょう。ATMは、ショッピングモール、大手スーパーやコンビニの店舗内など色々な箇所に設置してあります。

海外では必要以上の現金を持ち歩くのは危険というのは多くの方が知っているでしょう。

でも、海外旅行となると常には持ち歩かない大金をお財布に入れている人がいます。もし、強盗にあったら、旅費として持っていたお金がゼロになってしまうかもしれません。

財布を出した時にお札が重なっているのが見えたりして、現金をたくさん持っていることを知られてしまうと犯罪のターゲットにされてしまう可能性があります。必要な分だけ、現地のATMから引き出すようにした方が安全です。

海外のATM

(こういったATMから現金を引き出せます)

 

高校生でも取得可能です

高校生でも申込めますので、高校留学にも活用できるでしょう(提供先により13~16歳以上といった年齢制限が一部異なります)。

一般のクレジットカードは、予め決められた与信枠の金額内で使うことが出来て、今日カードを使って支払うと翌月以降にクレジットカード会社から請求がきます。

クレジットカードでは与信枠があり、お金を借りる形になるので、定職のない方や学生さんがクレジットカードを申込んでも審査落ちしてクレジットカードが持てないということがあります。

海外プリペイドカードやデビッドカードの場合は、利用時に口座からすぐ引き落とされるため、口座に預けてあるお金以上は使うことが出来ません。

クレジットカードと違って与信枠でお金を借りて使うという方式ではありませんので、高校生でも申し込めるわけです。

与信審査が原則無いので、申込んで1週間程度でカードが送られてくる点も便利です。

 

留学生活の仕送りが簡単になる

日本の大学に通う子供さんに親御さんが仕送りで送金する場合は、200~300円の振込手数料で済みます。銀行によっては、同じ銀行の支店であったり、一定回数までは振込手数料がかからないこともあります。

海外留学している子供さんにお金を送る場合は、海外の銀行口座へ送金することになります。銀行の窓口から振込む場合、手続きが面倒な上に、手数料が5000~6000円ほどかかります。

手数料の安いネットバンキングでも、2000円前後~かかることは珍しくありません。しかも、中継銀行に加え、受取り側の銀行でも手数料を取ります。合計にすれば3000~4000円ほどかかるでしょう。

このように海外留学で月々の仕送りをする場合、銀行の海外送金では手数料が高くなって大変です。

そこで、日本の指定口座に振込んで、あとは海外プリペイドカードやデビッドカードを使って海外のATMから引き出す(またはクレジットカード利用として支払う)という方法であれば、手数料が節約できますし、手続きもとても楽になります。

アメリカとカナダでは、多くのコミカレや大学で授業料や教科書代などもカードで支払うことができます。そのため、海外プリペイドカードやデビッドカードに残高があれば、現金や小切手を用意する必要がありません(小規模の学校など一部除く)。

長期留学ではアメリカやカナダでの銀行口座が必要になってきますが、短期留学では口座開設しても使わないで、帰る前には口座を閉じるといった面倒な手続きが伴うことがあります。

アメリカやカナダの銀行では、口座によって指定の残高以下の場合は手数料を取られることがあります。たとえば、預金最低金額が300ドルだった場合、残高がそれを下回ると毎月5ドルの手数料を取られるといった制度があります。

短期留学では、わざわざ現地の銀行口座を開かなくても、海外専用プリペイドカードやデビッドカードがあれば十分な方が多いでしょう。

海外旅行

 

おすすめの海外専用プリペイドカード

no.1サポート充実のVISAプリペイドカードMoneyT Global

「MoneyT Global」は、SBI新生銀行(旧新生銀行)グループのアプラスが運営する海外専用プリペイドカードです。Visa加盟店でのショッピングに使えたり、世界各地にあるVisaやPLUSマークの付いた海外ATMから現地通貨の引き出しができます。

満13歳以上の方が申込みできます(未成年者の方は親権者の同意が必要)。日本の専用口座に日本円を入金することで、海外200以上の国や地域にあるATM(約260万台以上)から現地通貨を引出すことができます。

ICチップによる高度な暗号化に対応。カードを利用するたびに登録したEメールアドレスにご利用内容と残高を通知してくれます。入会金、年会費、カード発行手数料、入金時の手数料は無料です。利用履歴や残高は会員専用のウェブサイトで確認できます。

海外での盗難・紛失等の緊急トラブルに対応する24時間日本語のコールセンターがあります。また、世界40都市にあるJTBトラベルデスクが利用できるのも心強いでしょう。アメリカではニューヨーク/オーランド/シカゴ/ロサンゼルス/サンフランシスコ/ホノルルなど、カナダではバンクーバー/トロントにJTBトラベルデスクがあります。

▶▶▶ VISAプリペイドカードMoneyT Globalオフィシャルサイトへ

 

No.2マイルがたまるJAL Global WALLET

「JAL Global WALLET(JGW)」は、JALマイレージバンクの基本機能に、Mastercardのプリペイド決済機能が追加されたトラベルプリペイドカードです。入会金・年会費無料。15歳以上から申込可能です。

Mastercard加盟店でショッピングに使えたり、Mastercardのマークがついた海外ATMで現地通貨の引き出しができます。ショッピングでは国内外で利用できます。

JGWは、JALのマイレージがたまりやすいというのが一つ大きな特徴です。通貨両替をしたりショッピングをすることでマイルがもらえます。

マイルチャージとして、3000マイル以上からJALマイルをJGWポイントに交換できます。そして、1ポイント=1円相当でショッピング払いや現地通貨として引き出せます(JAL Global WALLETアプリ限定のサービス)。

JGWカードを紛失した場合、他社のようにサポートデスクに電話しなくても、スマホアプリからカードの使用をOFFにすることで不正使用をいち早く防げます(紛失等に限らずON/OFFの設定ができます)。不正使用については、年間10万円まで補償される制度もあります。

JAL NEOBANKの口座(住信SBIネット銀行)を開設するとより便利になります。JAL Global WALLETと連携した口座のため、入金手数料が無料でオートチャージなどもできます。利用状況に応じてボーナスマイルがもらえます。

旅行でJALをよく利用したり、JALマイルをためているという方には特におすすめです。

▶▶▶ JAL Global WALLET(JGW)のオフィシャルサイトへ

 

No.37つの通貨がチャージできる「キャッシュパスポート」

マルチカレンシーに対応した海外専用プリペイドカードです。MasterCard加盟店でのショッピングをはじめ、世界各地にあるMasterCardが使える海外ATMから現地通貨の引き出しができます。

留学先や観光先にあった通貨を選んでチャージできます。米ドル、カナダドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、日本円の7つの通貨が1枚のカードで利用可能です。

為替レートがよいときに、米ドルやカナダドル等に両替しておくことができます。カナダ留学する予定の際には、カナダ留学におすすめのプリペイドカードもご参照ください。

専用ウェブサイトのマイアカウントで、カードの通貨ごとの残高照会や取引履歴の確認、カード内の通貨移動もできます。

発行手数料は無料です。海外専用です。指定口座に入金した分だけが利用できるプリペイド方式です。最初からスペアカード(2枚目)が提供されるので、紛失等があれば1枚を使用停止にする連絡をすればスペアカードを使うことができます。

ICチップによる高度な暗号化に対応。紛失・盗難については、緊急アシスタントサービスが24時間365日利用できます。主要国別のフリーダイアルがあります。トラブル時の簡易通訳や緊急メッセージサービス(家族への連絡等)など、サポートが充実しています。

▶▶▶ キャッシュパスポート・オフィシャルサイトへ

 

大手旅行会社と銀行が開発した「トラベルキャッシュ」

トラベルキャッシュは、15歳以上(中学生除く)なら持てる海外専用のVISAデビットカードです。近畿日本ツーリストとスルガ銀行が共同で開発した国際デビットカードです。

VISA加盟店でのショッピングをはじめ、世界各地にあるVISAやPLUSマークの付いた海外ATMから現地通貨の引き出しができます。

スルガ銀行が提供するサービスです。カード発行と同時にスルガ銀行Dバンク支店の総合口座が開設されますので、インターネットバンキングも利用可能になります。

トラベルキャッシュは、入会金と年会費が無料です。スルガ銀行のATMをはじめ、ゆうちょ銀行、セブン銀行、イーネット(ファミリーマートなどで利用可)、タウンネットワークサービス、イオン銀行のATMでの入金手数料が無料です

ICチップによる高度な暗号化に対応。カードを利用するたびに登録したメールアドレスに利用状況を通知してくれます。海外の利用では、VISAの指定する為替レートに手数料3%を加えたレートで請求されます。キャッシュバックとして、年に1回、年間利用金額の0.2%分を入金してくれます。

カード盗難や偽造といった不正利用に対する補償、利用限度額や期間の設定、取引通知メールなどのセキュリティがあります。海外でのトラブルは、24時間対応の日本コールセンターが利用できます(国際電話有料)。

▶▶▶ トラベルキャッシュのオフィシャルサイト

 

手数料が安く機能が充実した「マネパカード」(サービス終了/2023年9月29日)

15歳以上から申し込める海外&国内用のプリペイドカードです。MaterCard加盟店でのショッピングをはじめ、世界各地にあるマスターカードのマークが付いた海外ATMから現地通貨の引き出しができます(日本円はATM引き出しはできません)。

入会金、年会費、口座管理手数料が無料です。チャージ手数料がかからないなど、手数料が安いことで知られています。海外と国内で利用できます。指定口座に入金した分だけが利用できるプリペイド方式です。

あらかじめ両替した通貨をチャージしておくシステムになっています。一枚のカードに米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドル、日本円の6通貨をチャージすることができます。為替レートが良いときに米ドル等に両替しておくことができます。カナダドルはチャージできる通貨外になりますが、カードに米ドルがチャージされていれば、カナダでも使うことができます(手数料3%がかかります)。

偽造防止のICカードになっていたり、24時間365日対応のサポートデスクがあります。また、カード会員専用サイトから利用履歴の確認、利用金額の上限設定、緊急時には利用停止ができるようにもなっています。

発行元は、FX(外為取引)会社としても知られおり、外貨専門会社がお得な外貨両替を提供しています。運営会社は東証一部上場企業グループです。

▶▶▶ マネパカード・オフィシャルサイトへ

 

セゾン系のVISAプリペイドカード「NEO MONEY」 (サービス終了)

13歳以上から申込めるプリペイドカードです。海外専用と海外・国内どちらでも利用できる2タイプがあります。VISA加盟店でのショッピングをはじめ、世界各地にあるVISAやPLUSマークの付いた海外ATMから現地通貨の引き出しができます。

予め両替した通貨(米ドルなど)をチャージしておく方法が不便に感じる方にとっては、日本円で入金しておけば、渡航先を気にすることなく世界各国で利用できるので扱いやすいでしょう。海外・国内で利用できるタイプは、海外で使わなかった残金を日本国内のVISA加盟店で使用できます。

入会金、年会費、カード発行手数料、口座管理手数料、チャージ手数料が無料です。指定口座に入金した分だけが利用できるプリペイド方式です。利用明細は会員専用のウェブサイトで確認できます。

クレジットカード大手のセゾンカードを発行するクレディセゾンが運営しています。紛失・盗難の際には、世界中のどこからでもNEO MONEY インフォメーションセンターに電話連絡できます(24時間対応)。

中国の決済大手「銀聯」加盟店で使えるカードもあります。中国にも行く機会があるのであれば、NEO MONEY VISAとNEO MONEY銀聯もお勧めします。

▶▶▶セゾン系のVISAプリペイドカード「NEO MONEY」(サービス終了)

 

動画でプリペイドカードの使い方を確認しよう

以下は、MoneyT Globalを分かりやすく紹介した動画です。こんな時に便利といった使用方法をはじめ、申込み方法、チャージの仕方などもご覧になれます。

便利なシステムだけど資金管理は自己責任

海外用プリペイドカードは、日本円で預けて海外で気軽に使うことができ、簡単に取得できることもあって昨今人気が高いです。しかし、海外でキャッシュカードと同様に使えることから、資金の自己管理はとても大切です。

たとえば、長期留学するからといって、1年間に使う留学費用すべてをプリペイドカード1枚に預けるのは危険です。盗難や紛失を考慮して、毎月や1学期ごとなど必要な分だけ入金することをおすすめします。

万が一、カードの暗証番号が探り当てられた際には、お金が引き出された上、補償も受けられないことを考えると、便利なサービスであっても資金の管理はとても大切であることを忘れないでください。

留学では、学生寮やホームステイに滞在することがあるでしょう。自分以外の人が部屋に入ることも多くなり、カードが盗まれたり、手帳に書いてあった暗証番号が見られてしまう可能性もゼロではありません。

カード本体は盗まれていなくても、カード保持者の名前、カード番号、有効期限などの必要情報を控えられるだけでも、ネットショップなどで悪用されてしまうことがあります。

プリペイドカードはクレジットカードと同様に使える機能がありますが、利用限度額を設定していない場合は、残高がすべて使われてしまう可能性があります。そのため、盗難や紛失を考えて必要分以上預けることは注意した方がよいですし、1日に使える限度額も設定しておきましょう(予め10万円/日というように限度額が決まっていて個別に設定できない会社もあります)。

ネットバンキングを利用できるようにしておけば、海外からでも自分でプリペイドカードの口座へ入金ができます。家族から入金してもらうときも、1ヶ月や2週間に1回というように、必要な分だけプリペイドカードの口座に入金してもらってはいかがでしょう。

ATMで暗証番号を入力するときは周りから見られないようにしましょう!

ATM暗証番号

 

その他ご利用に関するご案内

・ホテルやレンタカーの利用時は、通常、クレジットカードでデポジット分(前払い&保証金のように扱われる)が確保されるため、海外プリペイドカードやデビッドカードを使ってしまうと、一旦、デポジット分が引き落とされてしまうことがあります。

ホテルのチェックアウト後、またはレンタカー返却後に実際の利用額とデポジット分の差額分は返金されますが、口座にお金が戻るまでに日数がかかることがあります。また、利用できないこともありますので、デポジット目的として使う場合は、普通のクレジットカードのご利用をおすすめします。

・海外では不測の事態に備えて、海外専用プリペイドカード、デビット機能付キャッシュカード(海外使用可)、クレジットカードなど、2つ以上のカードを用意されることをおすすめします。どれか一つしか持っていないとき、それを紛失したときに大変です。

・海外のATMを利用して残高チェック(残高照会)をするだけで、手数料(100~200円程度)が引き落とされます。現金を引き出さなくても手数料がかかりますので、利用状況はネットで確認した方がよいでしょう。

・海外プリペイドカードやデビッドカードは、クレジットカードや銀行のキャッシュカードと同様にとても大切なカードになります。確実&安全に届けられるように、本人限定受取郵便本人確認サービスなどで送付されることがあります。受取の際には身分証(パスポート、免許証、健康保険証など)を用意しておいてください。

・キャッシュパスポートは年会費無料ですが、12ケ月間の利用または入金がない場合、13ケ月目より毎月150円の手数料が発生します。残高がある場合のみ手数料が引かれますので、留学や旅行から帰ってきて1年以上使う予定がなければ、残金はすべて出金しておきましょう。

・VISAかマスターカードのどちらのカードを選択するかで迷うことがあるかもしれません。アメリカとカナダの場合、VISAまたはマスターカードはどちらも広く普及しています(両方ともアメリカ企業)。いずれを選んでも大丈夫だと思いますが、どちらか決めかねるようであればVISAをおすすめします。

プリペイドカードは非常に便利ですが、どこでも使えたり海外のATMからお金が簡単に引き出せるということは、リスクもあります。1日に使える利用限度額を低めに設定したり、カードはもちろんのこと暗証番号をしっかり管理するといった基本的なことを守って使うことを心がけてください。

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