便利な海外送金サービスを利用しよう | 留学の窓口

便利な海外送金サービスを利用しよう

海外送金サービス 留学で役立つクレジットカードと海外送金

日本から留学の学費や生活等をカナダやアメリカに送金する方法は色々ありますが、大きく分けると、銀行ではないネット系の海外送金システム、それから、銀行系の海外送金の2種類に分けられると思います。

こちらでは、WISE海外送金、楽天銀行の海外送金、Goレミット新生海外送金サービスを中心にご案内します。

オンライン系の海外送金システムは、日本の銀行を使わないでもネットで簡単に海外送金ができるシステムです。国際間の送金で複雑な銀行ネットワークを使わないので、手数料が安くなる特徴があります。

中には実店舗のない海外送金システムを使うのは心配という方もいるでしょう。そういった方は多少手数料はかかっても、国内銀行系の海外送金が安心ではないかと思います。

WISEの海外送金システム

近年、ネットの進化とともに、海外送金は銀行窓口で行うのではなく、スマホで簡単に手配できるようになりました。

また、既存の銀行ネットワークを使わないで、ネットで完結する送金システムが海外では台頭しており、それらを利用する人たちが増えています。

日本語対応で分かりやすいシステムとして、WISEという海外送金サービスがあります。銀行に比べて、WISEは為替手数料と送金手数料が安く、送金スピードも速いので、海外在住や留学する人たちに人気があります。

日本から海外へ送金する場合、受取人の情報(送金先)と送金額を案内に従って入力して、自分の銀行からWISEのアカウントに指定された金額を振り込みます。振込完了後に、海外送金が実行されます。WISEに予めお金を預けている際には、残高から送金することもできます。

たとえば、アメリカに1000ドル送金する場合、送金額と手数料は下記のようになります。

アメリカドルでの受取金額:$1000
日本円の両替額:153,876円 
手数料:1,219円
日本円での支払い合計:155,095円
※為替レートは1ドル=153.87円(1円=0.00649878ドル)

WISEの特徴の一つが、為替レートが一般の銀行より安いことです。その時のレートによっても異なりますが、上記のケースでは、銀行に比べてWISEの方が3~5円くらいは安くなると思います。金額が大きくなるとこの差は大きいです。

WISEは海外送金だけでなく、デビッドカード機能もあります。WISEデビッドカードを申込んでおけば、海外のATMから現金を引き出すこともできます。

アメリカ留学しているケースでは、日本の銀行口座からWISEに入金しておけば、WISEデビッドカードを使ってアメリカのATMから現金が引き出せます。

👉WISEとデビッドカードについて(オフィシャルページ)

銀行の海外送金のシステム

大金を持って海外へ行くのは危険ですから、留学先で銀行口座を開いて日本から送金してもらう方法が安全です。

銀行を使った海外送金には「送金元銀行→中継銀行→受取銀行」というように送金されます。それぞれの銀行で手数料がかかるので、手数料が高くなります。

まず、送金元銀行や送金サービス提供元には送金手数料を支払います。

中継銀行の手数料は、送金人が負担するのか、または、受取人が負担するのかは、海外送金サービスによって異なります。

受取銀行でかかる手数料は、通常、受取人が負担します(受取人の口座から引かれます)。

不正な海外送金の問題が大きくなったこともあり、送金先や送金目的などを事前登録することが多くなっています。また、一日や月間で送金できる金額が制限されていることがあります。

下記にご紹介する海外送金では、最初に登録してしまえば、それ以降は簡単に海外送金ができます。

ネットバンキングを利用していれば銀行の窓口に行く必要がなく、いつでも海外送金の手続きができるので非常に便利です。

ご利用の際には、各銀行や送金サービスの為替レートを比べることをおすすめします。手数料以外に為替レートによっても負担する金額が変わってきます。

楽天銀行の海外送金

楽天銀行の海外送金を利用するには、まず口座開設と海外送金の申込みが必要です。

送金方法によって金額が変わってきますが、基本の送金手数料は750円です(2022年)。

中継銀行の手数料を負担する/しないを選べます。中継銀行の手数料を負担する場合は1000円加算となります。受取人負担とした場合は、受取側で支払います。

「送金手数料+中継銀行手数料=1750円」で海外送金ができますので、普通の銀行と比べるとかなりお得な料金です。

送金限度額は1日1回100万円まで、1年で500万円までとなります。※手数料等は執筆時のものです。

SBI新生銀行の海外送金

Goレミット新生海外送金サービスでは、指定された銀行口座へ振込をすると事前に登録された海外の銀行口座に送金されるシステムになっています。

事前に登録したところにしか送金できません。送金先を一度登録すれば、あとは国内の銀行口座に振込するだけです。SBI新生銀行に口座がなくても利用できます。

送金手数料は1回2000円です。中継銀行と受取銀行での手数料は別(受取人負担)となります。

ドコモの海外送金サービス(docomo Money Transfer)

docomo Money Transferは、2020年12月31日にてサービスが終了しました。

ドコモ海外送金は、ドコモのケータイから海外送金できるサービスです。事前登録が必要です。送金の限度額は1日45万円、1ヶ月50万円までです。

送金手数料は1回1,000円です。中継銀行と受取銀行での手数料は別(受取人負担)となります。

ドコモ口座へ入金してから、iモード/spモードサイトから海外送金を指示をします。ドコモ口座への入金は、インターネットバンキング、ATMをはじめコンビニからでも入金できます。

最寄りの銀行や信金からの海外送金

最寄の銀行や信金、ゆうちょ銀行などでも海外送金はできますが、取扱いできる支店が限られたり、手続きが多少面倒になります。ネットバンキングで海外送金ができない場合は、営業時間内に窓口に行く必要があるので大変でしょう。

銀行の窓口で手続きをしてもらう際には、手数料が割高になります。ネットが全く苦手であったり、金額が大きいので安心に送金したいといったケースを除いては、避けた方がよいかもしれません。

海外送金は、送金手数料以外に円からドルに替える為替レート(手数料含む)によっても差があります。送金手数料が安くても為替レートが割高では、総合的にコスト高になることがあります。その日の為替レートも確認した上で、海外送金を選んでください。

海外にお金を送金するには、コンビニから送金できるセブン銀行の海外送金海外専用プリペイドカードを使う方法などもあります。

便利なサービスを利用することで、手間が省けたり手数料を抑えることができると仕送りをしてくれる家族の負担も減って助かるのではないでしょうか。

※手数料等は執筆現在のものとなりますので、海外送金提供先にて最終確認をお願いいたします。

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