マイレージサービスは、航空会社が行っているポイントサービスのようなものです。獲得したマイル(またはポイント)を使って、特典航空券がゲットできるというのが一番の魅力です。
フライト以外でもマイルがためられる航空会社系クレジットカードを利用するとマイルがどんどんたまります。
マイルをためる方法
マイルをためるには様々な方法がありますが、まずは、各航空会社のマイレージプログラムの会員になる必要があります(無料)。そして、航空機に乗った距離から換算してマイルが貰えます。
また、航空機に乗らなくても、クレジットカードでショッピングをすることでマイルをためることができます。
ショッピングでマイルをためるときは、200円の購入で1マイルが得られるといったシステムになっています。特約店での利用やアップグレードサービスがあり、100円の購入で1マイル以上を獲得できることもあります。
入会特典として1000マイル~が付与されたり、利用状況に応じてボーナスマイルがもらえるなど、マイレージに特化したお得なサービスがあります。こういったサービスをうまく活用することで、早く&お得にマイルをためることが可能です。
おすすめのマイレージ系クレジットカード
どこの都市へ行くのか、そして、どの航空会社を良く使うかにもよりますが、日本人として利用しやすい航空会社は、日系のJALやANAだと思います。
そこで、JALカードやANAカードをまず検討してみてはいかがでしょうか。JALとANAはアメリカ・カナダの主要都市に就航していますので、いずれも北米留学には便利です。
ANAは、スターアライアンスという航空会社のグローバル・ネットワークの一員で、メンバーである別の航空会社(ユナイテッド航空やエア・カナダなど)の利用でもマイルがためらる特徴があります。
マイレージプラス・セゾンカードは、UA(ユナイテッド航空)のマイルがたまります。UAもANAと同様、スターアライアンスの一員です。
色々な航空会社を使う場合は、加盟している航空会社の多いスターアライアンスのメンバーであるANAやUA系が便利でしょう。
おすすめのマイレージ系クレジットカード
JALカード |
★★★★★ |
JALは、ニューヨーク、ボストン、シカゴ、ダラス、サンフランシスコ、ロサンゼルス、サンディエゴ、バンクーバーなどへ就航しています(一部コードシェア便含む)。これらの都市を経由してアメリカやカナダの目的地に行く際には、JALカードの利用価値があると思います。 JALには利用ごとにマイルが貯まるJALマイレージプログラムがあります。このプログラムを利用するには、JALマイレージバンクカード、または、JALカードが必要になります。 JALマイレージバンクの会員になるとJALに乗った時にマイルがもらえます。JALマイレージバンクカードは入会無料です。JALカードとの同時申込可ですが、クレジットカードの会費は別途です。 JALカードはクレジットカードとJALマイレージバンクカードが一緒になったものです。JALカードがあれば、航空機に乗る以外に日常のショッピングでもマイルがたまります。 JALカードは一般的なクレジットカードと違って、ショッピングポイントが自動的にマイルへ移行されるなどマイルがためやすくなっています。 入会後初めてのJALを利用すると入会搭乗ボーナスマイルをプレゼントしてくれたり、利用額に応じてボーナスマイルがもらえます。家族プログラムに登録することで家族とマイルを合算して使うことができます。学生用JAL naviカードは、在学中は年会費が無料です。 JALマイレージプログラムでは、通常の特典航空券に加え、通常より少ないマイルで予約できるディスカウントマイルがあり、そこを狙うとかなりお得に特典航空券がゲットできます。 |
ANAカード |
★★★★☆ |
ANAは、ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンホゼ(サンノゼ)、シアトル、ワシントンDC(ダレス)、ニューヨーク(JFK)、ヒューストン 、シカゴ、ホノルル、バンクーバーなどへ就航しています(一部コードシェア便含む)。これらの都市を経由してアメリカやカナダの目的地に行く際には、ANAカードの利用価値があると思います。 ANAはスターアライアンスのメンバーなので、アメリカやカナダの加盟航空会社の利用でもマイルがたまります。 ANAマイレージには利用ごとにマイルが貯まるANAマイレージクラブがあります。このプログラムを利用するには、ANAマイレージクラブカード、または、ANAクレジットカードが必要になります。 ANAマイレージクラブの会員になるとANAとスターアライアンス加盟航空会社に乗った時にマイルがもらえます。こちらは入会無料です。ANAカードとの同時申込可ですが、クレジットカードの会費は別途です。 ANAマイレージクラブでは、獲得したマイルを使ってANAだけなくスターアライアンス加盟航空会社(ユナイテッド航空、エアカナダ、シンガポール航空など)の航空券を予約できるので旅行の選択肢が広がります。 マイルとして使わないときには、Edy、Tポイント、楽天スーパーポイント、nanacoポイント、Suicaなど提携ポイントに交換することもできます。 入会後初めての搭乗時に1000マイル(一般カード)が付与されたり、利用額に応じてボーナスマイルがもらえます。プレミアムから学生用まで様々なタイプのクレジットカードがあります。学生用カードは、在学中、年会費が無料です。 ANAカードファミリーマイルに登録しておけば、家族のマイルを足し合わせて使うことができるので、特典航空券をゲットしやすくなります。 |
マイレージプラスセゾンカード |
★★★★☆ |
ユナイテッド航空(UA)のマイルが効率よく貯まるセゾンカードです。自動的にマイルへ移行されるので、マイル移行手数料がかかりません。 通常は1,000円につき5マイルがたまりますが、年会費1500円とは別にマイルアップメンバーズ(年会費5,000円(税抜))を利用すると1,000円につき10マイル加算されるので、1000円につき15マイルがたまります。 マイルアップメンバーズでは、100円あたり1.5マイルになりますので、200円で1マイルや100円で1マイルといった他のマイレージサービスより換算率が高いです。 ユナイテッド航空はスターアライアンスのメンバーなので、メンバーである他の航空会社を利用してもマイルが貯まります。また、スターアライアンス各社の特典航空券への交換も可能です。 JALやANAではマイルの有効期限は3年ですが、ユナイテッドはクレジットカードを使ってマイルを加算していれば有効期限が延長されます(マイルの有効期限は18ヶ月で、この期間にマイルの獲得や特典の利用がないとマイルが失効します)。 年会費は1500円ですが、治療費は最高300万円まで補償されるというように、ゴールドカード(年会費1万円~)並みに海外旅行保険の補償が充実しています。 |
イオンJMBカード |
★★★☆☆ |
JALマイルが貯まるイオンJMBカードです。年会費は無料なので維持しやすいカードです。 JALマイレージバンク(JMB)に電子マネー「WAON」の機能を搭載した「JMB WAON」と、クレジットカード機能が1枚になったカードです。複数のカードを持たなくて良いので便利です。 マイルを使わないときには、WAONのポイントに交換することもできます。 カードショッピングで200円利用する毎に1マイルたまります。また、WAON利用でも、200円毎に1マイルたまります。 毎月5日・15日・25日は全国のイオン、マックスバリュ、ミニストップなど対象店舗の利用でマイルが2倍たまります。家族がイオン系を使うことが多ければマイルがたまりやすいカードです。 |
自分にあわせて使うマイレージサービス
マイレージ系のクレジットカードは、年会費が高くなるほど、マイル換算率が高くなったり、ボーナスマイルがド~ンともらえます。
クレジットカードの利用が多い場合は、マイルが加算されるオプションやグレードアップをした方がマイルが貯めやすくなりますので検討してみてください。
余りクレジットカードを使わない場合は、マイレージ系クレジットカードを利用するより、普通に格安航空券などを買った方がお得になることがあります。
航空券をいつ買うかわからないからマイレージに特化しなくてもいい場合は、一般のクレジットカードでポイントを貯める方がよいかもしれません。クレジットカードによっては、海外の利用でポイントが通常の1.5倍になるものもあります。
留学では上手にクレジットカードを使う
アメリカやカナダのカレッジや大学では、授業料や学生寮などの費用をクレジットカードで支払えるところがたくさんあります。
日々のカフェテリアの利用、スーパーや書店等での購入など、学生生活に必要なものをクレジットカードで購入していくとかなりのマイルになると思います(使いすぎには注意^^)。
家族から国際送金で仕送りしてもらうよりクレジットカードで支払えば簡単ですし、たくさんのマイルを獲得できますので、機会があれば検討してみてください。
私もマイレージがたまるクレジットカードを利用していますが、マイルを使って特典航空券がもらえるので、もう何年も航空券を買ったことがありません(燃油サーチャージが別途かかることはあります)。マイルの貯め方や使う時期などのコツがありますが、とってもお得で便利です。
留学では、「日本には帰りたいけど航空券の出費はきつい」ということがあると思います。私が学生のころは、3年間くらい日本に帰らなかったことがあります。
家族でポイントを合算できるプランもあるので、日本の家族と留学先でマイレージ系クレジットカードを上手に使うことで、意外に早く特典航空券がゲットできるようになるかもしれませんよ。
※各航空会社の就航都市、マイレージやクレジットカードの特典については執筆時のものです。最新の情報は、各ホームページにて確認してください。
※マイレージを利用した特典航空券は、運賃は無料になっても燃油サーチャージが別途かかることがあります。また発券手数料等が必要になることがありますので事前に確認してください。