アメリカ留学をしたい!と思ったものの、何から始めればいいのか、何をどうすればいいのか?と困ってしまうことがあるかもしれません。
よくわからないからと言って、留学エージェントに丸投げしてしまう人がいますが、自分でこつこつ情報を調べて、留学先選び~留学手続きが分かってくれば、自分でもできる!ときっと考えられるようになると思います。
アメリカやカナダの語学学校・コミュニティカレッジ・大学は、それぞれのホームページで情報を公開しています。
Yahoo!USAやYahoo!Canadaで、希望する地域や専攻のキーワードを使って学校を検索してみてください。たくさんの情報が飛び込んでくるでしょう。
大学キャンパスの写真を見たり、充実した学部の様子が分かってくると留学する期待が増してきます。各大学やコミカレのサイトでは、留学生のための情報も充実してきており、一昔と比べると色々なことが調べやすくなっています。
いきなり英語のサイトは無理というときには、留学雑誌や留学ガイドなどを参考に興味のある大学などを選んで、そこから少しずつ調べていきましょう。
情報弱者でいると、怪しい留学エージェントや個人にいいように扱われて、大金を損したり、せっかく留学しようと思っていた夢が壊れてしまうかもしれません。
これから大きく飛躍する前の準備ですから、あせらないで一つずつ調べていきましょう。
インターネットで情報収集
ネットで調べるというのは、一番手軽な方法でしょう。
留学について書かれている情報サイトは多数ありますので、色々なサイトから情報収集してみてください。
語学学校、コミュニティカレッジ、大学のほとんどが、ホームページで情報を公開しています。
一昔前は、各大学などから郵送で資料を取り寄せるのに数週間かかったものですが、今では、入学時期、入学基準、学費やホームステイなどの費用、学部情報など様々なことが各ホームページから得られます。
英語で書かれているので、読むのに苦労することがあると思いますが、Google翻訳や辞書を使って調べていきましょう。
翻訳ソフトはどうしても不自然な日本語で出力されることが多く、何が書かれているのか分からなかったり、大切な文章で翻訳ミスは避けたいところは、英文翻訳サービスやココナラといった格安で翻訳を依頼できるサービスを検討してみてください。
ちょっと英語がわからないから、手続きを全部を留学エージェントで任せて大金を損するのではなく、翻訳など必要なところだけお金を使っていくというのも無駄な費用を使わないやり方です。
語学学校や語学コースに関しては、日本語で案内がされていることも多くなっており、情報は得やすくなっています。また、日本人スタッフがいることも多く、日本語で簡単に問い合わせることができるところも増えています。
情報収集の時点でお話するにはまだ早いかもしれませんが、各ホームページからは入学申込ができるようになっています。大学の入学申請は少し複雑ですが、語学学校やコミカレの申込であれば、ネットで簡単に申込めるようになっていると思います。
大学や学部などを探す検索方法
日本語で検索しても情報は出てきますが、詳しい情報を得るには英語を使った方がよいです。
たとえば、カリフォルニア州の大学に興味があれば、list of universities in california stateと打ち込んで検索してみてください。カリフォルニア州にある色々な大学がリストアップされます。
カリフォルニア以外で調べたいときは、Washington state(ワシントン州)、Florida(フロリダ)、New York(ニューヨーク)など単語を入替えて検索してみてください。
検索結果のページ上に表示されるリストは広告です。
日本でも検索すると同じように広告が入りますので慣れているかもしれませんが、アメリカのYahoo!ではAds related to…という枠にあるのは広告なので、必ずしもあなたが検索したいものとは一致しない可能性があります。基本、広告のリストを避けて調べた方がよいと思います。
検索のヒントになるように、いくつか検索ワードを上げておきます。分かりやすいように検索地域をカリフォルニアに特定しているので、他の州で探したいときは、New YorkやOregonというように変更して検索してください。※検索に関してはキーワードが大切で、大文字小文字など文法的なことは気にしなくてもいいでしょう。
・州立大学を探す:Public universities in california
・語学コースを探す:ESL programs in california
・特定の学位で探す(例:コンピューターサイエンス):computer science degree in california
・留学生情報を探す:international student program in california
・留学生を受け入れている高校を探す:High school for international students in california
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個人が発信している情報は参考程度に
個人がブログなどで発信している情報は、人ぞれぞれ留学経験が異なり、必ずしもすべてが正しいわけではなく、また、あなたの留学に適する意見とも限りません。
留学といっても、短期語学留学から、大学や大学院卒業まで学んだ人がいるように、その人達が体験していることは大きく異なります。
語学留学や短期留学した人たちは、分かりやすく留学情報を案内されていることが多いように思います。ただ、語学力の問題や滞在期間の短さから経験できることが限られてくるため、現地のシステムや文化を誤解されていて、偏った情報も結構あります。
大学留学している人たちの情報がもっと欲しいと思うことがあるかもしれません。実のところ、アメリカの大学は授業や課題が厳しいので、大学以外のことをやっている余裕がないというが日本人学生も多いかもしれません。
留学する人たちの中には、個性があって独自性が強い傾向があります。日本にいる人達と違って、自分は海外で苦労しているし特別といった意識の人もいます。誤解や誤った情報でも、自分がそう思うのだから間違いない!という強い意見を持つ人も多いので、余り流されない程度に参考にされた方が無難だと思います。
アメリカの国土は非常に広く、日本の25倍くらいあります。日本の国土を説明する時によく言われるのが、日本はカリフォルニア州と同じくらいのサイズということです。
アメリカの1つの州が日本と同じくらいと考えれば、アメリカがどれほど大きい国かわかってくるのではないでしょうか。
たとえば、カリフォルニア州はアメリカの一つの州なのに、GDPでは世界で5番目になります。※1位:アメリカ、2位:中国、3位:日本、4位:ドイツ、5位:カリフォルニア州、6位:イギリス(2017年度のデータ)。
さらに、日本と違ってアメリカでは州ごとにシステムや法律が違うことがあり、短期留学で一つの街で生活したくらいでは、アメリカはこうだ!といったように断定的に語ることは難しいです。
体験談は素晴らしいと思いますが、あまり両極端な情報に振り回されないように気をつけてください。
ネットで得られる留学情報の中には、この語学学校に行ったら素敵な仲間に会えたとか、この学校の先生やホームステイが素晴らしかったなど、自分も行ってみたいと思わされることがあります。
しかし、民間の語学学校は、先生も含めて人の出入りが多いため(辞める人が多いため)、前学期の情報は今学期には当てはまらないことがあります。小さい学校では、素行の悪い学生が数人入ってくるだけで、学校の雰囲気が変わってしまうこともあります。
ネットで得られる個人が発信している情報は、あくまでも参考程度にしておきましょう。
留学雑誌を手に入れよう
手軽に留学を知る手立てとなる、アメリカ留学やカナダ留学の情報誌を手に入れましょう。
近くの本屋さんでもいいですし、アマゾンなどのネットサイトでもたくさんの留学情報誌が販売されています。
体験談、留学手続き、留学制度など何を知りたいかにもよりますが、広くカバーしていて読みやすい雑誌や本として、留学ジャーナルや成功する留学シリーズなどがあります。
留学したいという意志はあっても、どこに行きたいの?と聞かれたとき、「安いところ」とか「いい学校」と曖昧にしか答えられないのでは、自分の希望する留学先を見つけるのは難しいです。
まず情報を集めて、自分自身で考えることが始めてみましょう。留学雑誌や留学ガイド本では、各地のカレッジなどの情報を細かく載せていることがあるので、こまめにチェックしてみてください。
留学雑誌・留学ガイドを見ながら、こんな所に行きたいとか、こんな学校や大学で学びたいなどの具体的な希望を少しづつ増やしていきましょう。
一通りの情報が簡潔にまとめられているような留学ガイドは、一つのマニュアルとして活用しやすいです。
ネットで得られる情報は様々で、それを一つずつプリントアウトしたりブックマークしていくことはできますが、後から確認したいときには探しにくいことがあります。情報が見つけやすく、留学全体の手続きが把握しやすくなるという意味で、留学ガイドは手元にあると便利だと思います。
ただし、留学雑誌は、留学エージェントの広告で溢れています。極端なケースでは、内容の半分以上が留学エージェントの広告であることがあります。
留学エージェントから入ってくる広告費で、こういった雑誌は成り立っている一面があるので仕方ないですが、留学のよいところや楽しいことばかりが強調される傾向があるように思います。そして、留学雑誌の多くは、読者を留学エージェントに導くという役割も果たしています。
留学エージェントから色々と資料を得ることは問題ないと思いますが、売り込みに必死で何度も連絡してくるというように迷惑に感じる会社もありますので、必要以上に個人情報を渡さないように注意してください。
旅行ガイドで行きたいところを探す
特定の大学へ行きたいという希望が無いのであれば、行ってみたい土地、住んでみたい街から留学先を選んでみてもいいかもしれません。そういった意味では、旅行ガイドはどこに行きたいか決める一つの資料になります。
海外旅行のガイドといえば、地球の歩き方が有名です。
地球の歩き方は、通常、1国一冊で発行されていますが、アメリカは国土が広いことや人気が高いので地域ごとに本が出ています。こういった本を参考にして、ここに住んでみたいな、この街へ行ってみたいなという想いを持つことで、留学への意欲が湧いてくると思います。
アメリカンセンターJAPANやカナダ大使館の図書館で資料を調べる
アメリカンセンターJAPANやカナダ大使館の図書館で留学の資料をみることができます。
また、定期的に留学セミナーや説明会が開催されていますので、各サイトを確認して、気になるものがあれば参加してみてもいいでしょう。
地方にいると参加が難しいので絶対必要なことではありませんが、セミナーなどに参加することで、留学へのモチベーションが上がることがあります。
留学セミナーでは、現地学校や大学の担当者が日本にやってくることもあるので、実際にその人達と話すことで留学先が決まるケースもあります。
留学の情報を得ることから始めようということで、ネットで留学情報を集めたり、留学雑誌で知識をえたりする方法をご案内しました。
いきなり全てをやろうと思っても難しいです。まずは、留学に関する情報を一つずつ調べていきましょう。
何もしないうちにから留学手配は難しいとか面倒くさいといって、留学エージェントにすべてを丸投して任せてしまうと後悔することになるかもしれません。
尊敬する人がいたり、こんな職業につきたいと思ったら、先駆者の歩んだ道を調べてみてみるのも一つの方法です。
成功した人たちがどんな留学をしたのか、どの大学に行ったのかを知ることで、進路や留学プランが描きやすくなることがあります。詳しくは、自分が尊敬する人の留学歴を調べるを参考にしてください。
自分で調べて、そして、自分で選ぶ留学をじっくり考えてみてください。
翻訳サービスのリンク:
◆アイディービジネス:オンラインで英文校正と英文翻訳が24時間依頼できるサービス。英語専門家・ネイティブといったプロがオンラインで英文の校正・翻訳を担当する。見積りはすべて自動&無料。短い文章であれば、1回363円から利用可能(料金は文字数等によって異なる)。
◆ココナラ:英語が得意な人やアメリカ在住の日本人などに翻訳を依頼できるサービス。ココナラというサービスを使うことで(登録無料)、簡単に個人間で翻訳依頼ができる。レビューやプロフィールを見て個人に依頼するので、会社に依頼するような本格的な翻訳ではなくても気軽に使える。料金は500円~と利用しやすい(料金は文字数、翻訳難易度、返信スピード等によって異なる)。