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アメリカの大学で何を専攻するべきか?

アメリカ留学で何をしたいのか、何を得たいのか、目標は決まっていますか?高額な費用のかかる大学留学には、それなりの成果が期待されるでしょう。

 

成果というのは、単に大学を卒業するというだけではなく、将来の仕事に繋げるということも含まれます。

 

 

アメリカ留学で人気のある職業系の専攻分野

 

将来の就職に直結できる学部としては、ビジネス、コンピューター(IT)、エンジニア、建築、医療などに人気があります。

 

アメリカ経済は世界を牽引しており、アメリカのビジネススタイルをはじめ、アメリカ発の製品やサービスは、世界中の見本になっているといってもいいでしょう。

 

アメリカ留学では、ビジネス分野を学びたいと思っている留学生がたくさんいます。ビジネスの分野では、経営、貿易、金融、会計などに人気があります。

 

ITやコンピューター関連の分野も人気が非常に高いです。コンピューターサイエンス、インフォーメーションテクノロジー(IT)、ネットワークなど、アメリカでは最先端を学ぶことが期待できます。

 

エンジニアの分野でもアメリカは世界トップクラスで、ソフトウェアエンジニア、システムエンジニア、エレクトリックエンジニア(電気工学)、バイオメディカルエンジニア(医用生体工学)など優れた技術を学ぶことができます。

 

建築の分野も人気が高いです。毎年、たくさんの住宅や高層ビルなどが建てられており、能力のある人材が常に求められている業界です。最先端の建築技術やデザイニングなど、アメリカでしか学べないことがたくさんあります。

 

健康・医療は、どの時代でも求められる職種ですが、医師、看護師、薬剤師といった医療関連の職の需要は高いです。アメリカでは、心の健康にも関心が高くメンタルヘルスや心理療法を学ぶ学生も多いです。社会が複雑化したり、高齢化社会の日本では、健康・医療分野の人材は今後もっと必要になってくるでしょう。

 

 

 

有名大学ならどこでもいい?

 

希望の大学に入りたいがゆえに、競争率が低くて需要の少ない学部を狙うという方法を取る学生がいます。しかし、卒業後の就職がなかなか難しくなることがあります。

 

本来ならビジネスを専攻したいけど、ビジネスやITなどの学部は人気が非常に高く、同じ大学でも他学部に比べて入学が難しいことがあります。そこで妥協して、別の学部に入学する学生もいるわけです。

 

しかし、アメリカの就職では、実力重視のところが多く、何を学んできたか、即戦力になるかといったことが就職に影響してきます。

 

日本の就職では、大学の専攻は関係ないといわれることがありますが、近年はアメリカのように比較的即戦力を求められることが多くなってきています。

 

一昔前は、入社してきた社員を会社側が一から教育して育てることが一般的でした。就職面接においては、特定の分野を学んできているかというより、資質や人柄を判断されることが多かったように思います。

 

しかし、終身雇用が終わり転職も増える中で、一から十まで面倒見てくれる会社ばかりではありません。

 

近年は、大学に通いながら専門学校にも通って商業系の資格を取ったり、インターンシップを使って希望職種の会社で実際に働く学生が増えています。

 

入社したらすぐに働けるスキルを持った学生が多い中で、知識や経験ゼロでは、就職が難しい時代になってきていると思います。

 

大学の知名度も大切ですが、卒業後の就職も考慮に入れて、自分の学ぶべき大学と学部を慎重に選んでください。

 

 

 

人間形成を目指す大学教育

 

アメリカの大学には、就職に直結することだけにこだわらず、人間を育ているという教育に力を入れている大学があります。

 

有名大学の中には、就職といった商業的な考えとは距離をおき、総合的な知識や素養を身に着けさせることが大切と考えているところがあります。

 

宗教系のバックグラウンドが強い大学では、就職に必要な技術を教える前に、人を育てるということを主眼においている大学が結構あります。地元で就職する分には、学生の素養の高さから、こういった大学出身者が高い評価を得られることがあります。

 

本来の教育は、博学や人間形成のためのものであるべきだと思いますが、一部の大学を除けば、それなりのビジネススキルや資格等を持っていないと職に就けないという厳しい環境は否めないと思います。

 

 

 

自分の好きなことを学びたい!

 

就職に有利とか、就職トレンドがどうだとか気にせずに、せっかくアメリカまで行くのだから、自分の好きな分野を学びたい!という学生さんもいるでしょう。やりたいことをやるという姿勢は、それはそれでよいと思います。

 

好きなことをやってそれが仕事につながっていけば、そんな素晴らしいことはないと思います。例えば、何かの研究をしたいと思ってその道に進んで、大学や研究機関に雇われて、将来はノーベル賞を取るようなことがあるかもしれません。

 

しかし、好きなことをやる=十分な収入とならないことがあります。自分の研究や専門分野では就職すらままならないケースがあり、とりあえず、アルバイトをしたりして食いつなぐといった人もいるでしょう。

 

学生の中には、文学や歴史など文系分野を学んだものの、なかなか思い通りの就職ができなくて、コミカレに戻って、ITや会計など仕事に直結する分野を学んで、改めて就職活動をする学生もいます。

 

大学を出た後にコミカレや専門学校に通ってビジネススキルや資格を得るというのは、お金が余計にかかるだけではなく、無駄な時間を過ごしてしまうことになるかもしれません。

 

日本での就職を考えたら、やはり新卒が有利なので、大学を出てから専門学校に行ったりというのは、就職の一番いい機会を逃してしまうことにもなります。

 

 

 

副専攻で就職に少しでも有利にする

 

好きな専攻を選んだものの、就職という観点からは全く期待が持てないという事態を避ける方法の一つとして、自分の専攻以外に副専攻(マイナー)として異なる分野を選ぶことができます。

 

専攻は自分の学びたい分野を選びながら、副専攻は仕事に直結できるITやビジネス科目を選択することが可能です。※大学によって、副専攻は同じ学部から選ぶというように自由に選べないことがあります。

 

専攻と副専攻として2つの専門分野を学ぶことで、卒業後に仕事を得られる可能性が広がります。

 

例えば、英文学を専攻した際には、就職先は限られてきます。副専攻でマーケティングや国際貿易といったビジネス分野を学んでいれば、英語に優れビジネスの基礎知識も備えているとして、日本での就職の選択肢は増えるのではないでしょうか。

 

気をつけたい点として、無理に副専攻を取るべきではないケースがあります。

 

文系の学生が、苦手なITや理系などから副専攻を選ぶような際には、副専攻の科目が苦手すぎて、成績に大きな支障をきたしてしまうことがあります。

 

副専攻が原因で卒業が危ぶまれるようなことになっては本末転倒です。また、成績を大きく落としてしまっては、就職だけではなく、大学院への道が閉ざされてしまうこともあります。まずは良い成績で卒業することが絶対ですから、その辺りも考慮が必要でしょう。

 

 

 

トレンドに流されすぎない:オイル業界での失敗

 

カナダでは、原油価格の高騰で湧いた時がありました。当時、多くの学生が、石油業界に入るべくカレッジや大学で学びました。

 

しかし、彼らが大学で学んでいるうちに原油価格が下落して、その業界で働いているたくさんの人が失業しました。卒業後には、マーケットは冷めきってしまい、結局、希望する職にはつけない学生がたくさん出てしまったそうです。

 

今流行っているから、または、今業界が湧いているから、特定の職に就くために大学やカレッジで学ぶというのは、必ずしも得策ではないという一例です。

 

もちろん、今後どんな職種が求められるかというのは、専門家でも判断が分かれるところで、一学生がそれを予測するというのは難しいことがあります。

 

ブームを先取りするという意味では、自分の予見や感性に従って行動することも必要と思いますが、周りの風潮に余り流されないように気をつけた方がよいでしょう。

 

インターネットが流行る前、その分野で進んでいたアメリカで、インターネットやコンピュータといったIT関連を学んだ日本人学生が帰国して成功した例が多々あります。また、日本でペットブームが起こる前に、アメリカやイギリスに渡り、ドッグトレーナーになるために学んで成功したという例もあります。

 

経済誌などを読んでいれば、これからどんな業界が湧いてくるのか、どこで人材不足が発生するのか、マーケットがどの方向に向いているのかである程度絞ることができるかもしれません。

 

自分が全く興味のない分野を大学で学ぶのは辛いので、将来性と自分の好みといった辺りの兼ね合いも考慮して検討してください。

 

 

 

早めの目標設定が大切

 

自分の学びたい学部や学科を早めに決めることは、アメリカで無駄な時間を過ごさないということに繋がります。

 

もし、途中で学部を変えることになったら、専門課程に進むための基礎科目を履修していないことから、追加で何科目も取る必要に迫られるでしょう。

 

たとえば、元々は国際関係を学びたいと思っていたのに、大学の途中でITやコンピューターサイエンスを学びたいとなったとき、コンピューターや数学等の基礎知識な足りないため、専門課程に進むためにはそれらの基礎科目を取る必要が出てきます。そうなれば、卒業が大幅に遅れることになります。

 

コミカレから大学編入制度を利用して大学へ入学している学生が多い現状では、コミカレで取った単位が無駄なく大学に認めてもらえるコース選択が大切になります。

 

コミカレから大学に編入学する際には、入りたい大学と学部によって、申込み時点の必須科目とその成績が予め設定されているので、それを知らないでいると申込みすらできないことがあります。

 

予め何を専攻するのかといった目標設定がしっかりしていれば、計画が立てやすいですし、コミカレの進路カウンセラーに相談しても的確なアドバイスがもらいやすいです。

 

早めに自分の学びたいことや就職を考えておけば、そこに行くためには何が必要なのか、大学で何を選択すべきなのか、逆算して考えることができます。

 

 

好きこそ物の上手なれと言いますが、せっかくアメリカに行くのであれば、好きなことを一生懸命学んで欲しいと思います。

 

ただ、そこには現実もあって、大学で学んだ後にどうするのか?もっといえば、大学の学費等で使った奨学金や学資ローンの返済をどうするのか?というプランもしっかし見据えていた方がよいと思います。