ホームステイ先で自分の好きな食事を時々作りたい

ホームステイと食事留学Q&A ホームステイ編

ホームステイ先で食事を作る場合は、各家庭によって事情が異なると思いますので、まずは、ホストファミリーに相談しましょう。

ホームステイ料金には食費が含まれていますし、家族のように過ごせることが前提ですが、アパートの一室を借りているわけではないので、キッチンを使うことや冷蔵庫の食材を使うことなど、まずは確認が必要です。

もし、了承を得られたら、ホストファミリーに迷惑のかからない範囲で料理を楽しんでください。

室内に臭いが付きやすいタレを使った焼肉やカレーといったものは、嫌がられることがあります。

日本では当たり前に出てくる朝食の焼き魚ですが、アメリカの朝食で同じようなことをやってしまうと匂いがきつくて発狂されてしまうかもしれません(笑)。

刺し身や寿司など生魚を使ったものも気をつけてください。生魚は、日本のスーパーや市場で売られているものとは違って、温度管理や衛生管理がしっかりなされていないことがあります。

せっかく美味しいものを食べてもらおうと思ったのに、ホストファミリーの体調を悪くさせてしまうことになるかもしれません。

卵などもそうですが、日本では生で食べる事があるものでも、アメリカでは熱を加えて調理することが前提で売られている食材がありますので気をつけてください。

天ぷらなど油を大量に使う料理も控えた方がよいと思います。料理好きな家庭ではキッチンが油で多少汚れることは当たり前と思っていますが、それほど料理をしない家庭では油汚れがすごく気になる人もいます。

たとえ美味しくても、キッチンを汚してしまうもの、ニオイがきついもの、食材の安全が不安なものは、ホームステイ先では作るのはやめた方がよいと思います。

私たち日本人は慣れてしまって気にならないですが、炊飯器でご飯を炊くときの蒸気のニオイでさえ苦手という人も結構います。食文化の違いは、国や人種によって大きく異なることがあるので気をつけてください。

料理する時間帯にも気をつけたいです。週末の朝からうるさくしたり、夜中に大きな音を出すようなことがないように気をつけてください。

夜中にインスタントラーメンを作る程度ならいいですが、フライパンをガンガンふって料理していたら、本当に迷惑です。

カナダやアメリカの家庭では、普通の冷蔵庫以外、地下室などに大きな貯蓄用冷蔵庫がある家庭が多いと思います。

ホームステイ料金を支払っているし、こんなにたくさん食料品があるのなら、少しくらい使っても構わないだろうと思ってしまうかもしれません。

でも、その家庭によって食費やメニューなどを考えて揃えているので、食材は勝手に使わないようにしましょう。

夕食時に自分だけ別のものを食べるというわけにはいきませんので、ホストファミリーの分も一緒に作ってあげることを忘れないでください。

ホストファミリーに何かご馳走したいときには、まず相談してみるといいでしょう。ネットから拾った画像や料理本を見せて、これを作りたいけどいい?と聞いてみてください。

大概は家にある物は使わせてくれて、その他は一緒に買い物に行くケースもあると思います。日本食を楽しみにしているホストファミリーもたくさんいると思います。

友達を呼んだり、ちょっと現地の家庭では予算のかかる料理を作る場合は、ホストファミリーと相談ながら、必要な分は自分で材料を揃えた方がよいです。 

ホストファミリーと話をして、週末は自分で食事を作りたいとか、特定の曜日はランチを自分で作って学校に持っていきたいなど話をしてみましょう。

ホストファミリーが仕事で忙しい曜日などを選んで、自分で食事を作りたいと言ってみたら、逆に喜んでくれるかもしれないです。

いくら美味しものを作るからと行って、ホストファミリーがお腹をすかせて仕事から帰ってきたのに1~2時間も待たされるのでは厳しいです。いつもの食事の時間は守ってあげましょう。

私のホームステイ先では、家にない材料はホストファミリーと一緒に買い物に行くか、ホストファミリーがお金をくれてお使いに行ったものです。

ホストファミリーといえど、他人からお金をもらって…と思うかもしれませんが、レシートとおつりをしっかり出せば大丈夫。

逆に遠慮しすぎたり、ホストファミリーと話をしないで、学校帰りにいつもスーパーなどによって自分の食事分を買っていったのでは、ホストファミリーも心配するし、信頼関係までぎこちなくなってしまいます。

私のホストファミリーはあまりお米を食べなかったのですが、私が友人から炊飯器を譲ってもらったこともあって、食卓には毎日のようにご飯が登場するようになりました。

お米はカリフォルニア米がスーパーで普通に売っていました(しかも安い)。

北米ではパサパサしたタイ米に慣れていて、日本の粘り気のあるお米が嫌いな人が多いと聞いていたので心配でしたが、そのホストファミリーでは大歓迎でした。さらにお箸も使うようになってしまいました。

ご飯の登場でお肉を食べる量が減って、お箸で少しずつ食べるようになったので、ちょっと太り気味の私のホストファーザーには、ダイエットにいいと好評でした。

私の友人で料理がとても上手な学生がいて、ホームステイ先でもとても美味しい料理を作ってくれるということで、毎食のように作る羽目になってしまったことがありました。

雇われコックのような状態なのですが、アルバイト代は支払われていませんでした。ホームステイ料金を払っているのに、逆に働かされている状態になってきたことに嫌気がさして、彼はホームステイをやめてシェアハウスに移っていきました。

最初に断ればよかったのですが、余りに喜んでくれたので調子に乗っていつも作るようになってしまったそうです。シェアハウスでも彼は料理担当でしたが、私も含めて住んでいる仲間で食費と調理代を彼に支払ってお願いしていました。

少し言い方は悪いですが、ホストファミリーにうまくノセられて、料理が上手い人は料理担当、掃除が上手い人は掃除担当というように、働き手にされてしまうことがあります。

ある程度のお手伝いはした方がよいのですが、学校の授業のない週末限定とか週一回程度に留めておきましょう。

自分の友人達、特に日本人だけで集まるようなときは、ホームステイ先でパーティーや宴会のようなことをするのはやめましょう。

ホームステイしている学生の中に、キッチン付きのモーテルを一晩借りて、鍋パーティーなどをしているグループがありました。

仲間内で騒いだり、焼肉やカレーなど現地の人には臭いのきつい食事を作るときには、ホストファミリーに迷惑をかけないで済むので、とてもよいアイディアだと思いました。

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