英単語を覚えれば英語力の土台ができてくる

英単語TOEFL学習の窓口

ある程度の英単語を知らなければ、英語の上達は難しく、英語を習うことが憂鬱になってしまうかもしれません。

英単語が分かれば、文法や読解力といった他の英語力が低くても何とか相手の言っていることが分かったり、自分で意思を伝えるといったコミュニケーションを取れることがあります。

TOEFLや受験問題でも、単語を拾って何とか会話や文章の内容を推測することで、答えに結び付けられることがあります。

もちろん、基準点をクリアしたり高得点を狙うのであればそれでは十分ではありませんが、単語が分からないと回答の手がかりさえない状態になります。そういった意味で、英単語をおろそかにすることはできません。

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単語力をチェックしましょう

下の動画は、英語圏の子供たちが英単語を学習するためものです。初めに絵が出てきて、その後にスペリングが表示されますので、文字が出る前に英語で言ってみてください。どれくらいの単語が正解できるでしょうか?

電化製品の名前↓

(動画がご覧になれない時→https://youtu.be/NmFVYxr_eT0

動物の名前↓

(動画がご覧になれない時→https://youtu.be/0wUDK-Ul–g

知らない単語がたくさんあったという場合でも、がっかりしないで、ここから学んでいきましょう。

動画内の絵を見て、日本語なら大体言えるというほど日常的な単語ばかりだったのではないでしょうか。アメリカでも普通に使われている単語ですから、知っておいた方がいいです。

分からない単語があっても、繰り返してレッスンすることを目的にしているので、次には正解できるように覚えていきましょう。

分からない単語が出てきたら、メモするなどして復習しておきましょう。前出のような動画レッスンでは、テンポよく進んでいきますので、そのスピードに合わせて英単語が言えるように何度も繰り返し練習することをおすすめします。

絵と一緒に単語を覚える方法は、単語を忘れにくくする効果があると言われています。絵があることで、英単語との結びつきが強くなり記憶しやすくなるようです。

テスト前の一夜漬けのように、強制的な暗記は暫く経つと忘れてしまうことが結構あるのではないかと思います。無理に暗記をするのではなく、絵と共に記憶していく、または、覚えるという流れができるといいようです。

こういった動画レッスンでは、発音も同時に学ぶことができます。単語の意味と発音を一緒に覚えるのが苦手というときには、いずれかを優先してやってもいいと思います。慣れてきたら、同時に覚えていくと効率よく覚えられます。

こちらの動画を提供している7ESLのYoutubeページでは、動物、体のパーツ、乗り物、植物、食べ物など英単語をまとめて覚えるのに便利な動画を提供してくれています。

上記では子供が習う単語チェックをしてみましたが、英語に苦手意識があるときは、基礎から徐々にレベルを上げていくことをおすすめします。

受験英語のように、限られた範囲の英語では、試験に出るようなちょっと難しい単語を集中して習うことが多いでしょう。しかし、留学する学生にとっては、生活に使える英単語をしっかり覚えるというのは、すごく大切なことになると思います。

スマホアプリで英単語を学ぶ

スマホアプリでは、英単語を覚えるための教材がいくつも出ています。無料の簡単なものから始まって、ゲーム式で楽しめるもの、自分で作ることができる単語帳、受験やTOEFLといったテスト対策用のものなどがあります。

単語を覚えるには様々な方法がありますが、昔から受験生に使われている方法が単語カードやフラッシュカードを利用する方法でしょう。

単語カードの表側に英単語を書いて、その裏に意味を書いて覚える方法は、地味ですが、効果があると思います。

この単語カード形式をアプリにしたもので「Anki」というものがあります。

下のスクリーンショットのように、カード形式の単語が1つ表示されて、それをタッチするとカードが裏返って日本語の意味が表示されます。同時に、発音を聞くこともできます。ページ下には広告が入るようです。

ankiアプリ

10単語づつの短いレッスンになっており、10枚のカードを学んだ後は、小テストに挑戦することができます(テストは省略できます)。自分のペースで学べるもので、ちょっとした隙間時間で学習することができるアプリです。

Anki以外にも色々なアプリが出ていますので、自分にあった学習方式のものを使ってみてください。すべて無料というわけではなく、課金形式のアプリもあります。

アプリは便利な存在ですが、無料で使える範囲は限られていてすぐに飽きてしまうかもしれません。無料アプリは入り口であって、どこかでしっかりとした教材なりシステムが必要になると思います。

専用の教材で学ぶ

市販の教材や書籍にも英単語を専門としたものがたくさんあります。

キクタン英会話という教材では、ステップごとに単語を覚えて、徐々に理解度を深める学習方法がとられています。

まずは単語を聞いて意味を理解して、次に短いフレーズで簡単な使い方を覚えて、その次に実際の会話(文章)として覚えます。そして、理解度を確認する小テストを行います。

ネイティブスピーカーの発音を繰り返し聞くことで、リスニングも鍛えることができます。CDも付いていますし、専用アプリでスマホにダウンロードして聞くこともできます。

日常会話でよく使われる1680語を学ぶコースになっていますが、基本、1日ごとに学ぶのは、主要12単語とそれをサポートするテキスト4ページ分です。

1日12単語くらいなら、ペースを守ってやれそうではないでしょうか。さらに、その日に習うトピックに関連した16単語も追加で覚えることができるようになっています。

どんな教材でも慣れないうちは大変かもしれませんが、これくらいであれば、無理なく学べる量ではないかと思います。

この教材では、単語の意味を知ることから使い方まで、徐々にステップアップして覚えていく方法が取られています。

一度に難しい文章を読んで、その中に分からない単語がいくつもあるというのはかなりのストレスです。少しづつ進んでいく形式で、週5日の学習スケジュールで3ヶ月間で終了する教材ですので、計画的な学習にも向いていると思います。

オンラインレッスンで学ぶ

オンライン英会話を活用しようのページでも詳しくご案内しましたが、英会話スクールに通わなくても、自宅で様々な英語のレッスンを受けることができます。

オンライン英会話では、話すことをメインにしていることが多く、子供コース以外では単語だけ習うというのは難しいかもしれません。

そんな中でも、Udemyのような専門講師がコースを提供しているオンライン学習サイトでは、単語だけを学ぶコースがあります。English VocabularyやESL Vocabularyなどで検索すればたくさんのコースが出てきます。

一例として、English Vocabulary TOEFL (Udemy)という、2時間弱のコースで100単語を覚えようというコースがあります。

レベル的には、アメリカの中学~高校程度で覚える単語ですが、もっと単語を覚えたいときやTOEFLでスコアを上げたいときに受講してみてもいいと思います。語学コースの中級レベル以上から学ぶのに適しているでしょう。

1レッスンは6分~12分ほどでテンポよく進みます。また、1つの単語をイラストと例文で短時間で覚えられるように構成されています。イラストと単語を結びつけることで、記憶に残りやすい学習方法を取っています。

自分のペースで学ぶのもいいですが、コースに沿って学習する際には、講師が予めペース配分を考えてくれていますので、効率よく学ぶことができると思います。

繰り返すことで記憶する英単語

単語を覚えるコツとして、繰り返して学ぶことが大切と言われています。

一通り読んだからこの参考書は完了、動画を一回観たからそれで終わりというやり方では、やり遂げた感は残るかもしれませんが、多くの単語は覚えられないことがあります。

全然単語を覚えられないという人の多くが、繰り返しの作業をしていないかもしれません。

一度覚えたと言っても、1ヶ月位すると忘れている単語がたくさんあると思います。一度習った単語でも、2~3週間後にまだ覚えているか、確認してみてください。

一定の周期でどれほど覚えているのかを確認することで、自分の記憶力の一端が分かってくると思います。そこから、忘れる前に単語の復習をするようにしてみてください。

繰り返して学習することで、その単語が重要である、または日々の生活に必要と脳に思わせることで、忘れる頻度が下がるそうです。

日々の生活を思い出してみてください。いつも使う物、いつも行く場所、よく会う人の名前などは忘れないものです。英単語も同様で、使う頻度(思い出す頻度)が多くなれば、その単語を忘れないようになります。

留学でアメリカやカナダに住むようになると、周りの環境がほとんど英語になって、色々な単語が頭に入ってきます。

日々使うモノや話すフレーズが英語になれば、それが記憶に留まる率も高まります。生活しているだけで英語が身につくというのは、こういった繰り返しの法則が一つ関連していると思います。

記憶力がいい人もいますが、そうでない人もいます。自分の記憶力あまりよくない、記憶の方法が自分なりに確立していないときは、繰り返して単語を覚えるという作業を頻繁に行ってみてください。

同時に色々学ぶことが英語を難しくしている?

英語の授業では、文法や文章を覚えながら、単語も同時に覚えていく方法が取られていることがよくあります。

しかし、文法や構文を覚えながら、知らない単語も覚えることになるので、細かく見ると何重にも作業が重なってしまいます。複数の作業が同時進行する難しさから、英語学習に苦手意識を感じたり、脱落してしまう人がいます。

英語が難しいと思っている人の中には、発音+文法+構文+単語など複数のこと一度に覚えるのが苦手で、頭の中がごちゃごちゃして気持ち悪くなってしまう人もいます。

英語に苦手意識がある内は、一度にすべてを覚えようとしないで、まずは単純作業で英単語を覚えるということから、集中的にやってみてもよいかもしれません。

単語が分からないときは、英会話や文法などを習っても、何も分からないような気分になって英語への拒否反応に繋がってしまうことがあります。

単語をたくさん知っているというのは、英語上達に大きく貢献してくれます。人によっては、英語への苦手意識を克服する一つの道筋でもあると思います。

単語を学ぶというのは単純で面倒に思えるかもしれませんが、英語上達のための大切な作業として、コツコツ学んで欲しいと思います。

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