アメリカ留学中にカナダ・バンクーバーでパスポートを盗まれ、何とかアメリカに戻ってきました。そして、新しいパスポートを申請することになりました。
※カナダ・バンクーバーでパスポートを盗まれた時の体験談パート5です。初めから読んでいただく際には、カナダ旅行記:パスポートを盗まれた!のページへどうぞ。
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新しいパスポートの申請
バンクーバーを出発の後、何とかアメリカに入国して、バスを乗り継いで大学の学生寮に戻って安心したも束の間、まだやることがたくさんありました。
まずは、アメリカにある日本領事館に連絡をして、新しいパスポートを作ってもらわなければなりませんでした。
私の住んでいたところから一番近い領事館がシアトルにありました。しかし、距離が遠くすぐに行けなかったので、領事館に事情を話すと、まず申請書類を送ってくれることになりました。
そして、書類のやり取りは郵送で行って、後日、領事館でパスポートを受け取ることになりました。
パスポート発行に必要な書類の中に、パスポートの盗難を証明する警察での盗難証明が必要でした。
警察で報告した際には、盗難証明が必要になることは全く知りませんでした。
当日は、混雑していたので盗難証明をもらえたかは怪しいですし、出してもらえても何時間も待たされるような雰囲気だったのは間違いないです。
警察へ電話して盗難証明書を発行してほしいと連絡したのですが、担当者が分からない、事件書類が見つからないなど、何度も連絡しなければならない羽目になりました。
アメリカ国内ではなく、外国であるカナダということも手続きを面倒にしたのかもしれません。
電話ではたらい回しでどうにもならないので、多少時間がかかっても仕方がないと諦めて、正式な書面を用意して郵送で依頼をしたところ、やっと警察から返事が来ました。
盗難証明書は、直接、領事館へ送ってくれることになりました。悪用されるといけないので個人には送付しないとのことでした。私には警察にファイルされている事件番号だけ伝えてくれました。
パスポートの発行には、下記の書類等が必要だったと記憶しています。アメリカでの滞在目的や事故等によって必要書類が多少異なる場合があるようです。
(1)一般旅券再発給申請書(大使館/領事館にある) :1通
(2)写真(縦4.5 cm、横3.5 cm) :2枚
(3)旅券紛失届(大使館/領事館にある) :1通
(4)米国での滞在資格を示すもの(有効なビザ及びI-94等)
(5)所轄警察署の発行したパスポートの紛失又は盗難届出証明書1通
(6)身元が確認できる書類
(7)パスポート発行手数料
上記の必要書類等はあくまでも私が申請したときのものです。最新の情報は、最寄の領事館や外務省のホームページに詳しい情報が出ていますのでご確認ください。もちろん、そういった情報を見る必要が無いことを願いいます。
・参考リンク:在シアトル日本国領事館、在米日本大使館
当時は郵送で書類を受付けてくれましたが、今は領事館に出向いて申請しないといけないようです。
手数料の支払いとして、当時は申請時に小切手を同封した記憶があるのですが、受取の際に現金で支払ったかもしれません。現在は、窓口で現金払いが基本だと思います。
書類を送ってしばらくして、領事館から新しいパスポートを取りにくるように案内がきました。
領事館に出向いて、新しいパスポートを手にしたときは、結構、嬉しかったです。
それまでは、パスポートは大切なものという意識はありましたが、無くなってみてその重みを初めて感じました。
単なる身分証ではないですし、それを持っていれば海外旅行に行けるみたいなものでもなくなりました。
色々思うことはありましたが、ひとまずほっとしたのを覚えています。
ほっとしたところで、また盗まれたら洒落になりません。厳重に管理して、速攻で帰りましたよ!
パスポートの申請は、シアトルの領事館へ依頼したのですが、終始とても対応が良くて正直びっくりしました。
書類の申請依頼から細かい気遣いも各所にあり、事故にあった私に対する担当者さんからのやさしさが十分に伝わるものでした。
バンクーバーの時と比べると雲泥の差。。。アメリカに戻ってきたという心の余裕もあってか、同じ日本の領事館でもやっぱりアメリカはいいなあ、なんて勝手に思ってしまいました^_^;